クライミング・カルチャー
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韓国ソウル近郊の北漢山仁寿峰は気軽に行ける海外の岩場として日本からも毎年沢山のクライマーが訪れますが、その初登頂に日本人が深く関与していた事実はあまり知られていません。
忘れられた名著・飯山達雄編『北朝鮮の山』を手掛かりに、韓国の最新研究も紹介しながら、歴史の闇に埋もれた100年前の登攀の今日的な意義を探る、全3回の講義です。
第3回 飯山・林ルートの登攀ラインの検証と当時の登攀スタイルについて
日時|11月20日(水)
19:00〜20:30
会場|THE TRIBE
定員|先着30名
参加費|無料
互井 健悟(たがい けんご)|1973年(昭和48年)生まれ。千葉県松戸市出身。1992年、慶應義塾大学の山岳部で岩登りを始め、卒業後は2シーズン冬山を行い、以後はもっぱらフリークライミングとボルダリングを中心にしたクライミング活動。
最高グレードは、スポーツルートで5.13b、ボルダーで三段。海外では、1994年にアラスカのデナリに登り、2013年には山岳部の遠征で四川省にある標高5,000mほどの小さな岩峰に初登頂。
思い出に残っているクライミングは、イギリスのピーク・ディストリクトにあるジョン・アレンのストラパディクトミー(E5,6b)、ヨセミテ・キャンプ4のミッドナイトライトニング(V8)、コロラド・ホーストゥースにあるジョン・ギルのレフト・エリミネーター(V5)など。
第3回 飯山・林ルートの登攀ラインの検証と当時の登攀スタイルについて
3-1. 戦前の主要ルートについて
3-1-1. 概要
3-1-2. 具体例インスボン
3-1-3. 資料の散逸
3-2. アーチャーの竹竿
3-3. 水野祥太郎による履き物の分類と当時の朝鮮半島における使用例
3-4. アーチャー・林、林・飯山ルートの推定
3-5. 飯山と林の姿勢の由来(登攀倫理の発生)
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