The Tribe

トークイベント

「遠藤由加と小山田大の頂」

遠藤由加 x 小山田大

「遠藤由加と小山田大の頂」

それぞれ歩んできたクライミングのキャリアは違っても、二人のたどり着いた現在はどこか似ている。

遠藤由加はアルパインクライミングからスタートして、ヒマラヤの八千メートル峰からビッグウォールクライミングを経て、フリークライミングの世界へとたどり着いた。
小山田大は、偶然近くの岩場での体験から独学でクライミングを始めた。やがて競技会や岩場でのクライミングとボルダリングを経て、世界レベルの頂点を極めた。

二人の歩んだ道を辿りながら、今の思いとこの先の在り方についてお聞きします。

日時|8月19日(火)

19:00〜21:00

会場|The Tribe

定員|先着40名

参加費|無料

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遠藤 由加 (えんどう ゆか)|1966年1月生まれ、神奈川県出身
18歳のとき山岳登攀を始めてから、バリエーションルートからピークに立つ以外、縦走で山頂に立ったのは3年目という生粋のクライマー。20歳でヒマラヤ登山を初経験、22歳でナンガパルバットを日本人女性初の八千メートル峰無酸素登頂に成功。その後、ガッシャブルムⅠ峰とⅡ峰を無酸素登頂。1994年、山野井妙子とチョ・オユー南西壁を第二登。八千メートル峰4座登頂となったチョ・オユーで、ヒマラヤ遠征に区切りをつけた後は、ビッグウォールを経てフリークライミングに集中。
トラディショナルなクライミングからコンペティションとオールラウンドなクライミング全般を実践。
オールラウンダーとしての実績は、八千メートル峰無酸素アルパインスタイルでの登頂、エイドクライミングでのA5、フリークライミングで5.14aを登る。
小山田 大(こやまだ だい)|1976年8月生まれ、鹿児島県出身
15歳のとき、地元の岩場で偶然接したクライミング体験を契機に、自宅のガレージを改装し独学でトレーニングを始める。高校卒業と同時にプロクライマーを目指してヨーロッパへ渡る。帰国後、全日本選手権東京有明大会において、平山ユージを相手に優勝を果たし一躍注目を受ける。
2004年、オーストラリアで世界最難ボルダー課題の The Wheel of Life(V16)を初登。さらにスイスでヨーロッパ最難課題のひとつ Dreamtime(当時V15・現在V14)を2日間(当時最短日数)で再登。翌年、ドイツ・フランケンユーラで難ルート Action Directe(5.14d)に成功。
2006年以降は、国内難関ボルダー課題のオロチ(V15)初登を皮切りに、国内の最難課題を更新し続け、2017年には国内初のV16となる”那由多”を初登。海外ではスイスのStory of Two Worlds(V16)をはじめ、ドイツ・フランケンユーラの corona(9a+/5.15a)の他、4本の9aを完登。
現在は、小山田自身がプロデュースするクライミングジム・プロジェクトを運営する傍ら、自身のクライミングを追求し続けている。