トークイベント
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高校時代に睡魔、幻覚、空腹と闘いながら「眠らずに何キロ歩けるか」を皮切りに、オールラウンドという言葉では括りきれない雑多なジャンルの登山を集中的に実践。型にハマらぬ行動力と自己探究心。千日回峰行など修行僧との共通点についても考察してみます。
【タイトルの雑食型登山家の二つの意味】
一つは食べ物の雑食。細貝栄はなんでも食べる。ヤブ山縦走では、サンショウウオ、ウド、タラの芽、ユリの球根。冬の知床の海岸ではウニをたらふく食べる。冬の日高山脈では、行動食にアルファ米をそのまま食べる。停滞日は、即席ラーメンを生のままかじる。また「旅先であなたの忘れられない食べ物のアンケート」に、猿の糞煮、虎の肉、ハイマツの実、とある。(『地平線の旅人たち』(窓社)より)
もう一つは細貝栄の守備範囲のひろさ。不眠歩行、継続登攀、冬のルンゼ登攀、長期縦走、藪漕ぎ縦走、ヒマラヤの登攀、雨季のネパールトレッキング、ヒマラヤの山麓で水道設置工事や雪男さがし、ミャンマーでの焼畑農業調査、断食縦走。
日時|12月3日(水)
19:00〜21:00
会場|The Tribe
定員|先着40名
参加費|無料
| 細貝栄(ほそがい さかえ)|1950年、茨城県生まれ 東京都立大学に入学後、独学で本格的に登山をはじめる。冬の谷川岳一ノ倉沢における一連のルンゼ登攀。那須〜浅間山の藪漕ぎ縦走では、ⅠからⅥまで藪にグレードをつけた。冬の日高山脈や天塩山地や知床半島、南アルプスでノン・デポ、ノン・サポートによる長期縦走。タムセルク南西壁登攀、ヒマラヤ山麓で雪男さがしや水道設置工事、雨季のネパールや解禁直後のガンゴトリ山群のトレッキング、ミャンマー東部における山岳民族調査。そして断食による長期縦走を実践。 共著に『地誌学を考える』(中村和郎、岩田修二編) あるくみるきく 147号「限りなき山行」、164号「ひとりぼっちの知床」 |
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